「どうぞ? いかがですか?」 「あ?」 その声に顔をあげるとお店の人がマカロンの試食をすすめてきた。 「冬の限定ですよ?」 アタシは彼女が差し出すピンク色のマカロンを受け取って食べる。 あ、おいしい。 いちご…かな。 ちょうどお腹も空いてたし。