「間もなく20時10分発姫路行きのぞみ125号発車いたします… お見送りのお客様は白線までお下がりください…」 案内アナウンスと新幹線のモーター音が大きくて支店長の声が聞こえない。 「え…?聞こえな…」 アタシのその言葉と同時に突然聞こえた発車ベルの音のあとに新幹線の案内アナウンスが再び聞こえる。 「お客様にご案内申し上げます。 のぞみ125号姫路行き間もなく発車となります。 ご注意ください…」 何度も繰り返すアナウンスに言葉を止めて苦笑する。