支店長、お手やわらかに！

やっぱ片付けよう、
そう思ったとき支店長は笑いながら

「おいしそうだな」

そう言った。


アタシは嬉しくなって

「あの、
このピンクのはいちごです。
これ前に試食でもらってすごくおいしかったんですよ？
だからこれは絶対に食べてほしくて残して置いたんです」

必死になって支店長にすすめる。


「あはははっ…。
本当にキミってコは…」


「すいません…
やっぱり変ですよね…」

ため息ついてアタシは項垂れる。