支店長、お手やわらかに!


ダメだ。
まともに顔を見たら泣きそう。

でも必死になって堪える。


「1人で来たのか?」


アタシはそんな支店長の言葉に答えることなく次に言わなければならない言葉を探していた。


「アタシのこと、
嫌いにならないでください…。
迷惑かけないようにします、
それから
仕事も最後までちゃんと頑張りますから、
だから…」


「…いい加減に…」


「え?」