支店長、お手やわらかに!





ふう…。


座席に着くと同時に息をついてアタシは窓側の席に腰掛けて隣にカバンを置く。


なんかやっとここまで来れたって感じ。

…まだこれからなんだけど。



あ、そうだ。

アタシは可愛い包みのマカロンを出して見つめる。


受け取って…くれるかな。

いや、
それよりも会えるのかどうか、

まずそこなんだけど。