「北野さん、 昼休憩終わりました?」 田辺さんの声にハッとする。 「ああ、すいません…」 前髪を触りながらきっと複雑な表情をしている自分を悟られないように答える。 辛いのわかってても、 それでも支店長の姿をぼんやりと眺める。 離れてこうして見ている分にはいつもと同じなのに。 なんだか遠い。