「ねぇねぇヒカリちゃん、
俺こないだすごいの見てんけど?」


木幡さん?
聞こえた声にそう思いながらも振り向きもせずパンフレットを入れてゆく。


「なんですか?」


まぁ、無視も可哀想だから一応返事はしてみる。

でも今、アタシは木幡さんと遊んでる気分じゃないんだから。



ん?
そういえば木幡さんと顔を合わせるのって久しぶりかも?