そっか、 やっぱり子ども。 自分で思って胸の奥がずきんとする。 「なに?」 「なっ…なんでもないです」 アタシは慌てて両手を振って応える。 やっぱりなんか、 すごく哀しい。 人を好きになるってもっと楽しくてわくわくしてあったかい気持ちになれる、 そんな風に思えるって…。 そう思ってた。