1月。 学年末テストも終わって推薦でさっさと進路の決まったアタシは卒業式までのんきに毎日を過ごしていた。 学校へ行くのはなんとか鑑賞会とか卒業式の予行演習とか、 あと数える程度。 卒業式までまだまだ日もあるしなーんかバイト始めよっかな。 なんて考えていたらお姉ちゃんがいきなりアタシの部屋に入ってきた。 「ちょーっと! 暇そうにしてる卒業式を待つ妹よ!」