その後はもう……



俺の頭の中はずっと
優とキスすることしか考えられへんかった。



会話してる間も、ずっと優の唇に目がいく。

ずっと優の言葉が、こだましてる。





こんなスケベな男でごめん……




でも優が好きやから

めっちゃ好きやから


ほんまに嬉しかったからやねんで。










日が暮れて、人影がまばらになって

俺は優に頬にそっと触れる。



もうこれ以上…我慢できへん。




赤くなる優は周りを気にしてから、そっとその瞳を閉じる。

長い睫毛が緊張で小さく揺れてる。




優…

優がめっちゃ好き。

ほんまに好きや……





そのまま優に口付ける。



気持ちが抑えれへんくて……俺は優の腰に腕をまわす。


ギュッと抱きしめた優の体は、想像してたよりも細くて柔らかかった。