明日も、キミに恋をする。

指輪を買ったあとは観覧車に乗ることにした。


ここの観覧車はサイズは小さめだけど、カラフルですごく可愛い。

しかもなぜかゴンドラの個室の中にはドキンちゃんが…



「可愛い…笑」

「子供とか好きそうやんな(笑)」




ふたりで小さな個室に入ると、観覧車が上がり海の向こうにゆっくりと地平線が広がっていく。


海面がおひさまにキラキラ光って綺麗。

遠くに大きな橋も見えた。



「あれ明石海峡大橋やで」


すご~い、良い景色!



私が外を見ていると、大輔くんはさっき買った指輪を出す。




「優、左手出して?」


あ…




私は顔を赤くしながら、そっと左手を差し出す。

大輔くんは私の手に触れて、薬指に優しく指輪をはめてくれる。



「じゃあ…大輔くんも」



私も大輔くんの左手に、そっと指輪をはめる。

大好きな、大きな大輔くんの手。




「なんか結婚式みたいやなぁ…」

「恥ずかしいね」



私と大輔くんは笑い合う。



ふたりの指に光るペアリング。

大輔くんとなら私…いますぐにでも結婚したいよ。



大輔くん、大好き…