午前の部が終わり
あっという間にお弁当の時間になる。
私は体操服姿のまま、陽子ちゃん達と中庭でお弁当を食べる。
大輔くんは、午後いちばんに応援合戦が始まるために、応援団のメンバー達と一緒にお昼を過ごすみたい。
「ねぇ、男の子が欲しいものって例えばどんなものがあるかな?」
私はお弁当を食べながらふたりに聞いてみる。
さっき大輔くんは、やっぱりご褒美いらないって言ったけど…
私はあの後もちょっと気になっていた。
だって一度はお願いしてきたんだし…
きっとなにか欲しかったんだろうなって。
「どうしたん急に」
「さっき大輔くんに言われたんだ。応援団が成功したらご褒美欲しいって」
陽子ちゃんは食べてたおかずを口から吹き出す。
「優ちゃん、それなんて返事したん?」
「私は大輔くんの欲しいものがわからなかったから、例えばなにが欲しいの?って聞いたんだけど…」
「うん」
「そしたら、やっぱりいらないって」
私の説明に、ふたりは笑い出す。
「大輔、気の毒…!!笑」
「優ちゃん、ウケる!」
え?どういうこと??
わからない私にふたりは笑い続ける。
「ふたりは大輔くんの欲しいものがわかるの??」
「そりゃー大輔の欲しいものいうたら、優ちゃんからのキスとかそういうやつやろ!」
「いや、キス以上の意味で言うてたりして?まぁアイツにそんな度胸はないか(笑)」
「キ、キス?!それ以上?!」
ふたりから言われたことに、私は真っ赤になる。
そんな私に愛ちゃんは微笑む。
「優ちゃんは自分から大輔にキスしたことあるん?」
「え…わ、私から?!そそんなの恥ずかしくて…な、ないよ」
「それやったら、優ちゃんから思い切ってキスしてみたら、絶対喜ぶと思うよ!」
「そんな…私からキスするなんて……大輔くんに引かれないかな?」
「え?そんなわけないやん!多分、嬉しすぎてお空に飛んでいくんちゃう??」
そんなことを言って大笑いする愛ちゃんは、やっぱり恋愛マスターだって思う。
あっという間にお弁当の時間になる。
私は体操服姿のまま、陽子ちゃん達と中庭でお弁当を食べる。
大輔くんは、午後いちばんに応援合戦が始まるために、応援団のメンバー達と一緒にお昼を過ごすみたい。
「ねぇ、男の子が欲しいものって例えばどんなものがあるかな?」
私はお弁当を食べながらふたりに聞いてみる。
さっき大輔くんは、やっぱりご褒美いらないって言ったけど…
私はあの後もちょっと気になっていた。
だって一度はお願いしてきたんだし…
きっとなにか欲しかったんだろうなって。
「どうしたん急に」
「さっき大輔くんに言われたんだ。応援団が成功したらご褒美欲しいって」
陽子ちゃんは食べてたおかずを口から吹き出す。
「優ちゃん、それなんて返事したん?」
「私は大輔くんの欲しいものがわからなかったから、例えばなにが欲しいの?って聞いたんだけど…」
「うん」
「そしたら、やっぱりいらないって」
私の説明に、ふたりは笑い出す。
「大輔、気の毒…!!笑」
「優ちゃん、ウケる!」
え?どういうこと??
わからない私にふたりは笑い続ける。
「ふたりは大輔くんの欲しいものがわかるの??」
「そりゃー大輔の欲しいものいうたら、優ちゃんからのキスとかそういうやつやろ!」
「いや、キス以上の意味で言うてたりして?まぁアイツにそんな度胸はないか(笑)」
「キ、キス?!それ以上?!」
ふたりから言われたことに、私は真っ赤になる。
そんな私に愛ちゃんは微笑む。
「優ちゃんは自分から大輔にキスしたことあるん?」
「え…わ、私から?!そそんなの恥ずかしくて…な、ないよ」
「それやったら、優ちゃんから思い切ってキスしてみたら、絶対喜ぶと思うよ!」
「そんな…私からキスするなんて……大輔くんに引かれないかな?」
「え?そんなわけないやん!多分、嬉しすぎてお空に飛んでいくんちゃう??」
そんなことを言って大笑いする愛ちゃんは、やっぱり恋愛マスターだって思う。



