「やっぱり、最初はお化け屋敷やな!」

「え?いきなり…?こわいよ」

「大丈夫やって!」




大輔くんはしっかりと私の手を握り、笑顔で歩く。





遊園地内にはクラスの子がたくさんいるのに…。

いつクラスメイトとすれ違うかと私はドキドキ冷や冷やする。



予想通り、お化け屋敷に行くまでの間だけで何人ものクラスメイトに手を繋いでるとこを見られる。




恥ずかしい……

でも、それ以上に大輔くんが堂々としてくれているのが嬉しかった。





こんな私でも良いんだ…

そう言ってくれてる気がした。