遊園地につくと


心配そうな顔の愛ちゃんと陽子ちゃんが入り口のところで待っていた。



大輔くんがさっきスマホで、この状況をふたりにも説明してくれていたから。




陽子ちゃんは今にも泣き出しそうな顔をして私に駆け寄ってくる。




「…優ちゃん…なんも言わへんくてごめんな」

「ううん…」





ちょっと気まずい雰囲気。



今まであんなに楽しかったのに…

陽子ちゃんと私、ここで壊れてしまうの?



…私は嫌だよ。




陽子ちゃんは今までたくさん私を助けてくれた。

陽子ちゃんがいたから、今の私がいる。