遊園地まではみんな同じ電車に乗り団体行動だったけど、園内ではグループに別れて割とバラバラに遊んだ。




遊園地でしばらく遊んで、愛ちゃんはお手洗いに行く。


私はトイレの外で愛ちゃんを待つ。




待っている間、どこからかミカンちゃんが私の所へ駆け寄って来る。



「優ちゃん、おはよ!」



ミカンちゃんが私に個人的に話にくるなんて、あんまりない事で、私はちょっと緊張する。


「あ…お、おはよ!」


「優ちゃんって大輔と付き合ってるんやってね?!あたし今朝知ってさぁ!」


「あ、う、うん」


「でも優ちゃん、大輔と付き合いながらよく陽子とも一緒にいれるなぁ?!」





ミカンちゃんは笑いながら早口で言う。



私はミカンちゃんにいきなりたくさん話しかけられて、ミカンちゃんが何を言ってるのかすぐ理解できなかった。