手の中の蝶々



「手伝いましょうか?」


…大変そうだし。




と、私なりに気を使ったつもりだったんだけど、


『いえ、大丈夫です。僕の仕事ですし…、それにもう少しで終わりますっ』

にこやかに断られた。




『先に寝てていいですよ?』


「…もう少しで終わるなら、待っときます」


『そうですかっ、じゃあこたつにでも入ってて下さい』



…って今の、一緒に寝たいみたいじゃない!



違うからね!?









……、誰に弁解してるんだ私は。







それにしてもこたつ温いなぁ……


眠くなってきちゃった…