しばらくしてあいつの屋敷に着いた。 ガチャ 海崎さんが車のドアを開けてくれた。 「桜様、遊羅坊ちゃんは自室に居られますのでメイドか執事に部屋をうかがってください。」 「はいっ。」 大丈夫かな・・・・・・? 「大丈夫ですよ。屋敷の者はみんな優しい者ばかりですから。」 「ありがとうございました。」 「いいえ、また何かお気になる事がありましたら何なりとお申し付けください。」 「はい。」