愛里side

昼休み。事件が起こった。



『いーやぁぁぁぁぁあ』

ドテドテドテドテ…………

『え?ちょっと愛………』

そこでわたしの記憶がとんだ。






『 ……里!愛里!』グスン

あれ?誰かが泣いてる
誰?


『あ!愛里!!』
ガバッ



え?みなみ?

みなみは私の親友だ。
じゃなくて…




『あたしどうしたの?』

『馬鹿っ!あんたぁ…階段から転んで……転んで……』

あ…あたし階段から落ちたんだ。
みなみ心配してくれてんだ。
悪いことしちゃったな。


『ごめん。みな…『本当やだ!しかも、大宮君に助けてもらうなんて!馬鹿ぁぁぁぁ!!』



は?何を言ってんじゃい!


『ん?大宮…、誰?』

『は?』
『ん?』

は?はこっちの台詞だって、


『あんた…大宮君を知らないの!?』

嫌、嫌、

『普通に知らないけど?』


『あんなに有名なのに?』
『うん』
『バカだねー』


え?ちょっと待って…。



『みなみは私の心配してくれてんだよね?』

『なわけないじゃん?』


ん?それは親友の言葉?


『じゃぁ何??』

『あんたが大宮君に助けられたから うらやましいなぁーって』


ひどい…………
ひどすぎる…


はっ!