奴の言葉を聞いて
僕は思った。

今まで
僕は
何を
してきたんだろう。

何て僕は
弱いんだろう。

強くカッコイイ男になるため。

これは
只の言い訳だった。

喧嘩をして
勝って
僕は強い。

何て
勝手に思い込んで…

でも
全部それは
只の思い込み。

実際の僕は
スッゴク弱い。

一体
今まで
僕は
何を
して来たのだろう。

自分のエゴのたまに
何人の何十人の人を
殺めたのだろう。

僕は
愚かで儚い人間だ。

でも
いつか
僕にも
守りたいって
思える仲間が
出来るのかな?

出来るといいな。

ねえ。

その時まで
僕は
この拳を
振るわないよ。

だから
お願い。

僕が
仲間を守れる
強い男になった時
また
あなたに
会えますか?

伝説の
《赤蝶》さん。



☆END☆