「あたし達が
どれだけ頑張っても
見向きもしてくれなかった
彼等を
いとも簡単に手に入れた
はなこさんが…。
まだ
可愛いかったり、美人な方なら
あたし達だって分かります。
ダケド
何でよりにもよって
こんな
地味なホラー女の
はなこさんなのか…
スッゴク
むしゃくしゃしていた。」

「そんな時に
声をかけたのが
俺達だったわけね。」

「そうです。
はなこさんを
どうにかしなくちゃイケない。
そう思ってた時に
あなた達に声をかけられ
取り引きをした。」

「君が
はなこさんを
誘き寄せてくれたら
はなこさんを
《華蓮》に近づけない用に
してあげる。
てなカンジだっけ?」

「そうです。」

「ふーん。
まあ、協力してくれて
ありがとな。
スゴク
助かったよ。
それと
約束通り
はなこさんを
《華蓮》に、近づけない用に
するから。」

「はい。
ありがとうございます。
そして
よろしくお願いします。
では
ご機嫌よ。」

「あ~。」

そう言って
2人は別れた。

女の方は
裏門を右に…。

男の方は
はなこさんを抱きながら
裏門の左側に
とめてある車に
向かって…
…歩き出した。