「そうなんです。
みなさん
はなこさんダケ特別扱い。
いくら
狙われているからと
いっても
放課後には
絶対に誰か1人は
はなこさんを
クラスまで迎えにくるんです。
そして
そのまま
《華蓮》の、倉庫まで行く。
毎日の送迎は当たり前。」

「あいつらは
そこまで
やってたのか…。」

「え~。
それが
どうしても
許せなかった。
みんなの彼等を
1人じめする
はなこさんが…。
どうしても、どうしても
許せなかった。」

「………。」