honey blood

俺は蜜以外の血を欲しいとは思わねぇよ。



きっとそれは好きだから。



お前の甘すぎる味、それだけでいいのに。



結局吹雪が頭を下げて治まった今回の浮気事件。



「証明してよ」

「どうやって!?体ならくれてやるけど」

「黙れ、アホ紫。最近出来た焼き肉屋に行きたい」

「行ってこいよ、金ならやってんだろ?」

「一緒に行ってやってもいいって言ってんの」



一緒に行きたいわけね…。



ホント、分かりやすい…。



「時間ねぇから」

「じゃあ許さない。紫なんか帰ってくんな」

「再来週の土曜な」

「えっ!?し、仕方ないなぁ~、その日行ってやる。仕事入れたら感電させるからな」



相変わらずこんな感じだけど、俺たちはまぁ、ラブラブ?



蜜に言ったら否定するだろう。



それでいい。



お前の気持ちはツンツンしてても漏れてくるわけで。



「蜜、そろそろ飲まして?」

「どーぞ」

「超…いい匂い…」



俺はいつまでも甘い甘~い蜜の虜だろう。




END