次の日、生徒会と風紀委員の服装検査の日…。



「ふぁ~…」

「会長あくび…」

「あぁ、悪い」



めんどくさ。



眠いし俺自体服装乱れてるし…。



「スカート短すぎです」

「そんなことないですぅ~」

「会長、短いですよね!!」



別に興味ねぇよ…。



『次、気をつけて』



それだけ言って逃がすのが俺の役目…。



「この日だけ妙に女子が気合い入ってますよね…」

「そうか?」

「会長のせいですよ!?朝からフェロモンまき散らしてる!!」



その時、目の前に止まった吹雪の車。



ポケ~ッと出てきたのは俺の奥さん。



「お前っ…それはねぇだろ。寝癖スゲーぞ…。それにボタンも掛け違えてる…」

「これは会長しゃん…。蜜ちゃん大丈夫でしょ?」

「ある意味乱れすぎ…」

「紫のせいだもん!!眠いし…」



さて、服装検査に引っかかった蜜にはお仕置きだ。



なにしちゃおっかな~。



「お前、図書室な」

「やぁだぁ~!!」



いつも、どんな時だって離す気はねぇ。



ただ、それだけ。