honey blood

これでもう解決。



天音は義理の兄妹だってのに一切関わりを持たなかった。



さすがと言えばさすがだな…。



「尚のことは俺の監督不行き届きだ」

「ブライアンのせいじゃねぇよ…」

「いや、本当に悪かった」



数日、手続きに追われたブライアンは暴れる皐を連れて国に帰った。



一見落着。



「皐と尚、帰ったからな」

「そう。あの女嫌いだからよかった~」

「ブライアンの嫁になったら一応付き合いはあるだろうな」

「えぇぇ!?絶対イヤなんだけど!!」

「俺の従兄弟だからたぶん決まりだろ。日本とアメリカの血を持つ皐に」

「結束固めるとか、そんな類の理由?」



まぁそうだろうけど。



俺はどうだっていい。



ブライアンは個人的に好きだし、嫁は関係ない。



「もう監禁しないでね?」

「お前次第」

「ぶぅ~…」

「でもいろいろ学んだみてぇだし?勉強になっただろ?」

「偉そうに!!謝ったのは誰だったでしょうね~」



やっぱり皐と蜜はにてるのかも…。