honey blood

外に出れるなら行きたくないパーティだって、なんだっていい。



明日が楽しみで眠れるかわからない!!



「くくっ…風呂入るから着替え、な?」

「りょーかい!!」

「嬉しそうにしちゃって…」



滅多に着替えなんか用意してやらない。



でも気分がいいから用意してあげてもいい。



お風呂に入った紫の着替えをカゴに入れ、そのままソファーでテレビを見ていた。



眠れないかもしれないと思っていたのに、なぜか爆睡。



目が覚めたのは春奈さんの声。



紫はすでに制服に着替えてて、優雅にコーヒーを飲んでた。



「蜜の支度は春奈に頼んだから」

「うん…、もう行くの?」

「生徒会で風紀と一緒に服装検査」

「生徒会!?」

「あぁ、会長になっちまってな」



知らなかったんですけど…。



それに紫が生徒会長なんてガラ?



あり得なくて笑っちゃう…。



「文句言いたげな顔だな」

「ナイナイナイ!!服装検査頑張って!!」



紫が生徒会長っ…。



プクククッ…。