honey blood

きっとあたしのことは今の紫にとっちゃ厄介ごと。



紫は紫でいっぱいいっぱいなんだ…。



だから目の届かないところであたしがフラフラしないように…。



おとなしく軟禁されてよ…。



紫の気持ち、わかってなかったかもしれない。



「蜜、今日は学校のあとに仕事に行く。遅かったら先に寝とけよ?お前がっこ…」

「いってらっしゃい」

「えっ…?」

「いい子にしてる。だから、いってらっしゃい」

「ははっ!!行ってきます」



もうしばらくは黙って紫に従おう。



きっと紫も好きでこんなことしてるんじゃないだろうから。



「蜜様、大人になられましたね」

「マジ!?あたし、大人?」

「はい、立派です」



春奈さんにも褒められたし。



あたしはあたしなりにできることをする!!



紫を支えるのはあたしの役目だから!!



学校には行きたいけど、紫の気が済むまでしばらく付き合おうと思います。



蜜ちゃん、超偉くね!?