honey blood

最近の疲れもあるのかもしれないけど…。



軟弱ヴァンパイアめ。



「今日休む?」

「一緒に休んでダラダラする。今日は春奈もこねぇし」

「あたしは行くよ」

「ヤダ、ダメ…。行くな…」



甘えん坊紫が現れた。



カワイさに負けず、蜜のフルパワーでの反撃。



「学校行くから!!」

「う"ぅぅ~…、頭痛い~!!蜜のせいなのにぃ~!!」

「行く…んだもん…」

「1日、ギュ~ッてしてたい。そしたら治るから。ひとり寂しい、行くな…」

「きょ、今日だけ…だからね…」



やっぱりあたしは紫の手中にあって、反撃しても意味がない。



滅多にこんなカワイイこと言わない紫にめった打ちにされた気分。



さっきからキュ~ンが治まらない。



マリさんに電話して休むことを伝えた。



明日は来いと言われただけで、詮索されるわけでもなく。



「風呂はいろ」

「へっ…?」

「風呂入ってくるから朝メシ、ちゃんと作っとけよ?」



はぁ!?