酔った勢いで噛みまくり。



俺と天音以外はハーフだからな…。



生身の血はご馳走らしい。



「うっせぇ!!寝れねぇ!!何時だと思っ…て…ここ、キャバクラ?」

「蜜ちゃん!!そのシルク浴衣カワイイね~」

「なんで二葉…?ってか紫っ!!ちょっと顔貸しな」



蜜がご立腹だ…。



これはまじめに説教聞くより、グダグダな感じにしちゃって逃げたもん勝ちだろう。



「テメェが来い」

「は?偉そうに…」

「ほら、早くこねぇと力使うぜ?」

「なんなのマジ~…。紫ムカつく紫ムカつく…」



渋々やってきた蜜を膝の上に乗せたらやっぱり怒ってるらしくて。



誰かがどこから持ってきたのか知らないけど、落ちてた猫耳をつけた。



「なっ!?」

「にゃんこ、俺にも飲ませろよ」

「にゃんこじゃないし!!酔ってんの?」

「くくっ…。超カワイイにゃん。ミーちゃんも酔わしてやるから噛みついていいにゃん」



だから説教は勘弁して?



俺が女呼んだわけじゃないですから。



「後でぶっ殺す…」

「いっ…てぇ~…」



たまには俺も怒られましょうか…。