honey blood

タバコ臭い…。



「春奈、蜜の着物頼めるか?」

「あっ、ではお預かりします!!」

「よろしく」



ヴァンパイアに歳は関係ない。



成人とか、未成年とか。



そんなの基本的に関係ないわけだから。



「雪丸まで飲んでんなよ…」

「僕も嬉しいし~!!紫も飲んだら?」

「俺はいい」

「紫が飲まなきゃ始まらないと思~う」



メシができるまで飲んだ。



これからが長いんだ、仲良くやってかなきゃな。



「紫様、蜜様起こして来ましょうか?」

「俺が行くから先に食わせといて。起きるかわかんねぇし」

「かしこまりました」



蜜~、メシができたぞ~。



起こしに行くと、さっきのままの格好で寝てる蜜。



普段飲まないアルコールのせいか、最近増した蜜の色気のせいか…。



「んっ…な、に…?」

「声抑えろよ…?」

「やっ…ちょっ、待って!?リビングに人いるっ!!」
「だから声、我慢な?」

「やっ…イヤっ!!んぁっ…」



そういや朝から着物に欲情してたからな…。



限界…。