honey blood

それからアスミは俺の前に現れなくなった。



解決したなぁ~なんて思ったら、なぜか天音に再度アタック中…。



「俺の存在消したんだけど…」

「効かなかったとか…?」

「そんなはずねぇよ!!俺がしくじるはずない」



じゃあまた天音を好きになったってことか?



ウケる…。



まぁ、頑張れ。



そして継承の日、初めて見た蜜の着物姿に若干欲情…。



本家に集まった偉いヤツらと、新しくこれからの時代を守っていく者たち。



「やっと肩の荷が降りるな」

「お疲れさまでした」

「これからはお前がトップだ。しっかりやってくれ」

「恐悦至極に存じます」

「よし、堅苦しいのは終わり!!今日は飲むぞ~!!」



今までの父さんたちの苦労を労い、俺たちが酒を注ぐ。



これからは俺がやる。



「紫~、これ一応継承の証し。なくすなよ~」



サラッと渡されたネックレス。



なくすなって…。



こんなにサラッとよこすなよ…。