honey blood

天音はアスミをさげすむような目で見てる。



まぁ、天音の性格上、アスミみたいなタイプは絶対イヤだろう…。



「アスミ…紫先輩が振り向かないから…」

「「…………」」

「こっちにするぅ~!!アスミの王子様になって!!」

「「はぁ!?」」



いや、俺的にはありがたいんだけど…。



天音は容赦ねぇぞ、たぶん…。



「なに、この低俗な生き物…。気持ち悪いんだけど」

「紫先輩よりカッコイイ~…。アスミ、失恋したんで慰めてください」

「…………保健室行こう。慰めてやるから」

「はぁい!!」



何する気だよ天音…。



まぁ俺には関係ないけど。



「やるよね、あれ…」

「やるだろうな…」

「残酷…。超痛いのに。まぁいいや、蜜ちゃん寝るし~」



昼休みまで寝た蜜はメシだから復活。



学食で会った天音は涼しい顔でオムライスを食ってた。



「アスミ、どうした?」

「記憶書き換えてやっただけ~。まだ寝てんじゃない?」



どんな書き換え方したんだよ…。