honey blood

【紫】



無防備に寝てる平日の朝、首に走った激痛で目が覚めた。



何が起こったのかわからなくて、あまりにも痛いから死んだかと思って…。



「オイ、何やってんだ…」

「…………」



蜜に食われてる…。



しかも相当深いぞ…。



頭に来て引き離すとやっと正気に戻ったらしい。



「なん…で…」

「早く治せ…」

「ごめっ…」



どうやら夢で噛みついたら実際の俺にも噛みついてたらしい。



すっげー痛かった…。



何度も謝る蜜にお仕置きタイム…。



「5時ジャストか…。春奈が来るのが6時半だからな、1時間半楽しめよ?」

「えっ!?ウソでしょ!?朝からそんなことしたら学校行けなくなるっ!!」

「黙れボケ。マジ死んだから。ハンパねぇ痛さだったから」

「だからごめんってば!!」

「黙れって言ってんだろ」



明るいとこで見る蜜の恥ずかしそうな顔ってのもたまにはいいもんだな。



コレ、学校行けっか?