honey blood

二葉の親はヴァンパイアの存在を知らないらしいけど、近寄らない場所ってのはわかるんだって。



でもコレは紫が雪丸君に聞いた話し。



事実はわからない。



「雪もハッキリ言ってやればいいんだ」

「雪丸君ってそんな感じじゃないじゃん。ちゃんと話し合えればいいんだけど…」

「だな」



やっぱり春奈さんのご飯はおいしかった。



いっぱい食べちゃったから体重が…。



春奈さんが帰った後、お風呂に入ってから体重計に乗った。



2キロ…増えとるっ!!



どうしよ…。



暴飲暴食しすぎたな…。



明日から少し控えてみよ…。



そう思ったのに、紫がリビングのソファーでアイスを食べていて…。



「かじらせて?」

「ん」

「うまぁ~」



誘惑に負けた。



このままじゃマジで紫に愛想尽かされそ…。



「紫もお風呂入ったら?」

「俺、やることあるから先に寝とけよ」

「へっ…?明日休みだよ?」

「うん、だから?」

「だから…いや、おやすみ…」



手を出してこない…?