honey blood

これはもう聞くしかない。



どんな偉そうなガキ大将だったのか!!



「年少の時、雪丸君が年上の子にイジメられて紫君が助けたんだって」

「そこからの付き合い？」

「よくわからないけど、紫君って昔から近寄りがたいイメージあったからみんな怖がってたよ」

「へぇ～、友達いなかったんだね」



今はすごく楽しそうだけど。



紫も紫で悩んだりしたのかな…。



「蜜ちゃんはどんな子だったの？」

「保育園の時、近所の子と砂場に穴掘って先生落としたり」

「う、うん」

「小学生の時は隣の席の男の子とケンカしてケガさせた。アレは謝りに行ったなぁ…」



中学の時は授業中で誰もいない廊下でパン食い競争したり。



高校１年の時はサボりまくってた気がするなぁ…。



「二葉と出会ってからちゃんとした生活送ってるかも」

「よかった、蜜ちゃんがまともになって」



本能だけで生きてた気もするなぁ…。



親にあたしを見てほしかっただけかもしれないけど。



今って両親はなにをしてるんだろう…。



あたしが結婚したことも知らないんだろうな…。