冷や汗出る…。



「なにしてんの?起こしに来たよ」

「蜜っ…コレは…」

「マリさんが怒ってたよ~?最初くらい出ろって」

「あっ、うん…」

「早く行くよ」



ソファーの下に座るこのバカの存在は無視…。



キレてる?



「この人、先輩のなに?」

「お前は死ね」

「いっ…何すんの!?」

「マジ、気分悪い。紫、この頭空っぽバカ、バッキバキにしちゃっていいかな?」



近くの本を投げつけただけでは気が済まなかったらしく…。



今の蜜の力でシバいたらいかんだろ…。



「蜜、蜜、蜜っ!!なんでも好きなもん買ってやるからシカトしとけ!!」

「なんでも?」

「なんでも!!」

「じゃあ結婚指輪とAランチと焼き肉定食…」

「おぉ、好きなだけ食えばいい!!よし、行こう」



蜜の力なんてどんなもんかわかんねぇし!!



キレてこのバカ女殺しちゃマズい!!



「なんなのあの女」

「よくわかんねぇけど…浮気じゃねぇからな!?」

「紫のバカぁ…」



新婚早々泣かせてしまい、マジ反省…。



まさか前途多難?