なにも考えてない蜜と一緒に教室に入ると、パ~ンと大量のクラッカー。



「「結婚おめでと~」」



えっ、なにこのサプライズ…。



なんかものすっげー恥ずかしいんだけども。



「桐原になった感想は?」

「じ、実感ない…」

「じゃあ初夜はどうだった?」

「へっ!?」



ドアを閉めた。



あのバカ共…。



どうせこんな恥ずかしいこと考えんのは天音くらいだ。



「なんか…帰りたくなってきた…」

「蜜、これは辱めにあわせて精神的に追い込む作戦だ…」

「どうしよ…」

「任せとけ」



ガラッと開けた教室ではみんなニコニコ。



心から祝ってくれてるんだとしたら…?



怒れないです…。



「あ、ありがと…」



なんてボソッと言ったら時間が止まったみたいにシーンとしてしまった。



なんだよ、誰か反応しろよ!!



「桐原が…」

「「カワイイ…」」



ヤダ、もうヤダ!!



こんなとこにいられねぇ!!