honey blood

メシも初日通り、俺たち、将来の大物組が座るまで全員立って待ってるし。



フランス料理ばっかりで飽きたし。



和食が恋しい…。



むしろ、コンビニのおにぎりとかが食いたい。



「エリック」

「いかがなさいました?」

「メシ、飽きた…」

「それではすぐに交換いたします」

「違う!!フランスからドイツに行く感じじゃなくて日本!!米!!焼き魚!!」

「紫様の仰せのままに」



マジ!?



用意してくれるの!?



「なに泣きそうになってんだよ…」

「白ご飯が食えるぅ~…」

「まぁ確かに飽きるよな、毎日コレじゃ」

「ワガママも言ってみるもんだな」

「俺らしか言えねぇからな」



偉いってすごいな!!



天音が羨ましそうにチラチラ俺を見てるけど。



そこまでワガママは言えねぇ…。



「ワサビあるといいな」

「ワサビはねぇんじゃねぇかな…」

「ファンキーなぶっ飛んだ刺激、味わいたいのに」



不思議ちゃんのロシア人はやっぱりマイペース。