honey blood

雪丸君が言ってた『ハーフ』とはなにか…。



なんで雪丸君が紫の血を飲んでたのか…。



気になることがいっぱい…。



「ヴァンパイアって深い…」

「そうかい?単純な生き物だよ」

「龍太さん!?」

「珍しく勉強してるみたいだからって、はい、休憩しな?」



龍太さんが持ってきてくれたのはミルクティー。



こうして気にかけてくれるとこ、嬉しいなぁ…。



でも龍太さんも珍しくって…。



「気になることがあるなら誰かに聞きなよ」

「純血とハーフと人間からのヴァンパイアがいるんですよね?」

「そうだね」

「人間がヴァンパイアになったらハーフ?」

「まぁ、そうなるかな」

「純血の血を飲めばいいってことまでわかった」



ニッコリ笑った龍太さんは机の上の本をペラペラめくった。



一カ所で止まって、少し難しい顔をした。



「このページがリスクだよ」

「読んでない…」

「読まなくてもいいけど。ちゃんと考えてて偉いね」



理事長に褒められた~!!