honey blood

目をつぶって選んだ蜜の衣装がコレだった。



そんなさぁ、好きなの選んでいいなんて言われたら全部着せてぇじゃん?



だからランダムに選んだ結果がコレ。



「楽しみだな、明日」

「信じらんない…」

「じゃあ俺は他の仕事するから~」



蜜の看病はかなり有り難かった。



おかげで治りも早かったわけだし。



「紫ぃ~…」

「雪丸、久しぶりだな」

「紫が死んだらどうしようかと思ったぁ~…」

「ウィルスじゃ死なねぇよ」

「よかったね!!」



雪丸の本気で心配だった顔…。



さすが俺の幼なじみ…。



「さて、俺は何すりゃいいんだ?」

「桐原は座ってろって」

「へっ…?」

「やっぱりこういうのはやっちゃダメだと思う」

「なぜ…?」

「自分の主に机は運ばせらんねぇって意味だ」



美波く~ん?



なんで俺、急に偉い扱い?



周りで頷いてるヤツらもさぁ…。



「そういうのイヤだって…」

「吹雪さんにいろんな話し聞いたらやっぱりこのままじゃイカンと思ったわけよ」



吹雪ぃぃぃぃぃ~!!