honey blood

微妙な顔されたぁ~!!



喜べっての!!



「もしかしてコレ…」

「作ったけどなにか?」

「スゲー…」

「食べないなら返せ!!」

「食うよ…」



なんか警戒してます?



龍太さん監視の元で作ったから大丈夫なのに!!



なんかムカつくぅ~…。



クッキーを一口かじった紫は一時停止。



「マズ…かった?」

「うめぇ…」

「ウソだ!!」

「なにコレ。マジでうめぇよ」

「本当?」

「ん、砂糖の塊食ってる感じ」



それってマズいんじゃ…?



だけど紫にはちょうどよかったらしく、持ってきたクッキーを半分食べた。



あたしが作ったの食べたよ…。



嬉しいな…。



「残りは後で」

「寝るの?」

「起きてんのキツい…」



また横になった紫に布団を掛けてあげた。



弱った紫、ちょっとカワイイかも…。



「帰んのか?」

「いてほしいの?」

「いてもヒマだろ…」

「帰ったら寂しい?」

「うん…」



あぅ~…。



悩殺っ…。