honey blood

蜜が近くにいると余計キツい。



少し休もう…。



「紫、天音連れてきた?」

「まぁ…。母さんはなんもしなくていいから」

「わかってるけど…顔色悪すぎ。適当に飲んで来なさいよ」

「吹雪に頼む…」



誰でもいいから適当に連れてきてくれと伝えると、吹雪はすぐに見知らぬ女を連れてきた。



若くて美人でうまそうな匂いがする…。



「私の妹です」

「お前、血も涙もねぇのかよ。妹差し出すなよ…」

「それならば他の花嫁候補を連れてくるべきでしたか?この状況で」

「いやいやいや!!俺が間違ってました…。だけどもっと他にも…」

「女性関係はあまりございませんので」

「そう…」



もう誰でもいいか…。



さすが吹雪の妹…。



初対面の男に平気な顔で血を飲ませるなんて…。



しかも結構うまい…。



久しぶりに癒える…。



「お話に聞いていた通り、お美しい方ですね」

「そんなことねぇよ。助かった」

「紫様のお役に立てて光栄です」



嫁にするならこんなヤツが理想なんだろうな…。