honey blood

紫を振り切って家を出た。



走って走って天音の家までたどり着き、やっと部屋までたどり着けた。



「天音っ!!」

「蜜…?」

「紫に…紫に消されちゃう!!」

「そう」

「そうって…。天音がいなくなったらあたしはどうしたらいいの!?」

「どうしたらいい?知らない。紫は愛する者の愛する者を殺すらしいね」



なに言ってるの?



天音は紫があたしを好きなこと、知ってるの?



「これで計画完成。蜜には悪いと思ったけど…、楽に引っかかってくれてありがと」

「どういう意味…?」

「俺が蜜の記憶を書き換えた。戻ることがあっても、俺を好きになった事実は消えない」

「記憶って…紫との記憶…?」

「それ以外なにがある?意外と難しかったよ、だからそのうちボロが出るんじゃないかと思ってた」



荒削りの記憶操作だと天音は言った。



信じてた天音が偽者…。



ここにいる天音が本当の天音…。



なにがなんだかわからない…。