honey blood

そんな蜜は夏休み最後の日、寮に帰った。



あれから正気に戻った双子が蜜に謝り、蜜は快くふたりを受け入れてた。



まぁ俺の夏休み中の野望は達成されたわけだ。



「余は満足じゃ」

「うっさいよ。さっさと運びなさいよ」

「はいはい…」



帰り際に蜜が母さんに『紫が~、あんなクソババァ怖くねぇよ、化粧でごまかしやがってって言ってたよ』なんて言ったもんだから。



俺は現在、広間に親の荷物を運ばされてる。



明日の登校日はどうしてやろう。



俺の上に立てると思うなよ、蜜。



好きだからって、甘くなるような温いヴァンパイアじゃねぇんだよ俺は。



とりあえずガブッとやって…。



ついでに食っちまうか。



だけどさすがに蜜の貧乳を拝むのはお互いの気持ちがちゃんと入ってる時がいいとか思っちゃう俺…。



頭が異常だ。



「母さんは父さんのなにがよくて結婚したわけ?」

「あの器の広さと顔」

「顔なんて言ったら父さん泣くよ…」

「そんなもんでしょ」



よし、蜜は俺のどこがよかったんだか、まず追求してやろう。