honey blood

小さな袋を開けてからニコニコして抱きついてくるとこあたり、本気でヤバい。



「ありがとう兄さま~!!」

「あぁぁっ!!ミーちゃんともお揃い~!!」

「兄さまが買ったの?ララとナナとミーちゃんに?」



頷くと喜んで蜜に飛びついた。



蜜も双子に懐かれて、満更でもない様子。



そのまま蜜の引いたラインを乗り越えて窓を開けに行った。



「ミーちゃんは兄さまの彼女になれていいね」

「なんで?そうでもないって」

「兄さま優しいし、カッコイイし、いつも抱っこしてくれるでしょ?」

「ふたりはお兄ちゃん大好きなんだね~。変態でも…」

「「兄さま大好き!!」」



蜜もこれくらいカワイイこと言ってみろよ。



そしたら俺だって多少優しくしてやんだけど。



いや、今でもかなり優しくしてるよな?



「お前らメシまだだろ?早く食って風呂入って寝ないと明日ラジオ体操行けねぇぞ」

「「はぁい!!」」



やっぱり聞き分けのいい妹たちとは大違いだな、蜜は…。