「あぁ、佐野先輩だろ?」 「なんで知ってんの?」 「いや、みんな知ってるから。正しくは暗黙の了解みたいな。」 「どういうことだよ。」 「佐野先輩、彼女いるじゃん。たしか1個上の。それでもいいって言ったみたいだぜ。」 「どういう事だよ。」 「詳しく知りたい?」 「別に…。」 「はぁ。お前も素直じゃないなぁ。じゃあ教えない。」 「…やっぱり教えて。」