「佐野先輩って彼女いたんじゃなかった?まじめな顔してやるね。」 「・・・・・」 なぜか止まらない。 柏木が何も言わないから、肯定してるみたいで、腹が立った。 「二股ってやつ?柏木それ知ってて仲良くしてんの?遊ば・・」 「やめて!!!!!」 僕は驚いた。 「そんなこと言わないで・・・先輩のことも悪く言わないで・・・。」 泣きそうな顔をしてそうつぶやくと、彼女は部屋を出ていった。