「おれ、まだ親のすねを齧ってる ・・・・・ガキだから、 菜華を養えないし、いーもんも あげれない、」 スッと、あたしの右手の薬指にはめて、 それを優しく撫でて。 「それに、実は、専門学校に行ってさ ・・・・・美容師になりたいんだ。 前から思ってたけど、親に反対されてて。 でも、、、大学を卒業したら 好き勝手していいって言われて。。。」 あたしを、ぎゅっと抱き締めた。 「待っててくれる?」