「ごめん、ごめん。
 それ吾津騎君に言ってないの?」
「うん。
 今日言うつもり。」
「そうなんだ。
 吾津騎君だったら反対されそうな
 のにね。」
「まぁ、うちの親も兄弟も暴走族
 一家だし、親同士が幼馴染らしくて
 子供産むときも、反対されなかったし。」
「そっか、
 それはそれでいいのか悪いのか
 分からないね。」
「だよね。」

とあやめにはパーティーの事以外話した。
驚かすためにね。

そして気づけば、放課後。
いよいよ、話す時がきてしまった。

陽那を迎えに行って、家に着いた。