――美沙…




もう一度だけ君に会えるならば




俺は何もいらないのに。




同じ気持ちだったのに




気付けなかった。






「――あ」




空から降ってきた白い粉。




もう、こんな季節か。




俺の気持ちも




舞い上がって、遠すぎるあなたの元へと




辿ってゆくのだろうか