――俺は決めた。 江戸城に仕えると。 丁度良かった。 これで馬鹿な父の元も離れられるし 美沙の敵をとってやることも出来るかもしれない… それに…… ちょっとこの町にいるのは辛い。 救ってやれなかった美沙がいた町。 守れなかった美沙がいた町…… 俺は立ち上がると荷造りをし、部屋を出た。 もう、何もない限りここに戻ることはないだろう。 もしバレてしまった時は その時は――…